乱反射の光跡 in hatenablog

なみへいのブログです。hatenablogヴァージョン。

【酔っ払いがこぼす】忘れる日本人


日本人は忘れる。「喉元過ぎれば熱さを忘れる」という諺が一般的になるくらい、忘れる。忘れることが得意な民族だと言ってもいいのではないか、と思うくらい。
おそらくそこには、歴史的、気象的条件があり、その国の歴史全体を貫く「条件」があり、それに対応してきた「日本人」の意識形成がある、のかもしれないと、ふと思ったりする。

日本の歴史を概観してみると、もちろん黄河文明という「近所に先行文明があったこと」があるが、世界の中では文明的な社会形態を早くに獲得した国家ではないか、と思える。

それとともに、現在に至るまで文明の先頭集団に所属してきた国家としては、自然災害の非常に多い国であることも確かなのではないか。
日本は火山列島であり、大陸プレート境界に立地し、四季の変化とともに数多くの自然災害を被り続けてきた国であり、現在も相変わらず自然災害の国であり続けている。

プレート境界から遠いために地震の少ない欧米諸国は、亜熱帯気候に近いためにしばしばその影響を受ける日本とは、自然災害を受ける「回数」に、歴然とした差があるのではないか、と思う。

この、「とにかく多い自然災害」をかい潜って生き延びるための「知恵」として、「忘れる」ことを積極的に活用しているのが日本人ではないかな、とか考えてみたりしている。

これは根拠もないし、今から根拠を探す気力もないので、妄想の範囲を出ないのだが。
ただ、多すぎる災害を受けながら、人間が生き続けようとするなら、それこそ「忘れる」ことがひとつの「知恵」でもあるような、そんな気がしてしまうのだが。