「毎月勤労統計」や「賃金構造基本統計」の不正、不適切な統計操作が話題になっていますが、ついでなので2016年度の決算報告書から、厚生労働省で支出された統計調査に関する決算項目をピックアックしてみます。
厚生労働本省–本省共通費
項目 | 予算額 | 支出済額 | 不用額 |
---|---|---|---|
厚生労働統計調査費 | 8.82億円 | 8.47億円 | 3520万円 |
厚生労働統計調査委託費 | 4005万円 | 3896万円 | 109万円 |
国民生活基礎調査等委託費 | 19.75億円 | 19.56億円 | 1952万円 |
毎月勤労統計調査委託費 | 8.83億円 | 8.83億円 | 0円 |
厚生労働省–都道府県労働局
項目 | 予算額 | 支出済額 | 不用額 |
---|---|---|---|
統計調査員手当 | 9167万円 | 8647万円 | 521万円 |
厚生労働統計調査費 | 1143万円 | 990万円 | 153万円 |
ま、これだけでは、それぞれの予算がどのように使われたかははっきりしませんが、それなりに予算を使用して取り組んでいることが(好意的にみれば)分かります。気になるのは、「毎月勤労統計調査委託費」だけが全額支出済で不用額が0円なこと。
厚生労働省のホームページを探しても、この「毎月勤労統計調査委託費」がどこに支払われているのかは、判然としません。引き続き、なるべく時間を作って追いかけてみようかな、と思っていますが。
まあ、自分ひとりでできることも少ないし。
今日の所は、取り急ぎ。