乱反射の光跡 in hatenablog

なみへいのブログです。hatenablogヴァージョン。

「政治のためのカネ」、「カネのための政治」、国会議員のお金の処理はどうなってるの。

YouTubeの番組で宮台真司氏が語っていたことだが、「政治のためのカネ」か、「カネのための政治」か。今の自民党の国会議員に、まさに問われているのはこのことではないだろうか。

今の自民党の議員はまさに「カネのための政治」をやっているようにしか見えない。

やはり気になるのは、政治資金報告書に記載しない収入というのは、何に使われたのか、何に使われようと意図していたのか、それとも使わずに押し入れ(あるいは銀行口座に)溜め込もうとしていたのか。

複数の弁護士やジャーナリストが指摘するように、「個人のお金として貯め込んで」いたのなら、それは個人としての収入になり、申告しなければ脱税の疑いがかかる。政治活動に使ったのなら、それは政治活動費として政治資金報告書に記載する必要がある。そのどちらもやっていないならば、それは「裏金」となっている、というわけで国民への説明責任が生じることになる。

同じくYouTubeで、東京大学先端科学技術研究センターの牧原出教授が語っていたように、まず必要なのは、政治家の元に出入りする金の動きを国民の前に「可視化」することなのだろうな、と思う。
「政治には金がかかる」とよく言われるが、その金の原資が国民の税金であるならば、その使い道は国民に報告する必要があるだろう。どんな政治活動に、お金が必要なのか、お金を使う以外の活動の方法はないのか、その活動は、本当に国民の税金を使う意味があるのか。

また、原資が企業や企業が構成する政治団体の場合も、国民の代表としての国会議員なら、自分の活動費をどこから得ているか、国民に報告すべきだと思う。

国会議員は、法律によって「特別公務員」の地位を与えられていて、そして公務員は「国民全ての公務員である」と憲法に書き込まれている。

国会議員が「国家公務員」であるならば、その活動は国民の税金に支えられて活動しているわけで、その活動の結果、成果は国民に報告されなければならないのではないか。

「政治」が、「国民のための行政組織の運営」に関わることならば、「政治に使われる金」は、それが「国民のために使われたか」どうか、その使われ方が、国民が納得できるものかどうか、
「民主主義国家」であるならば、「政治に使われる金」は、すべて国民の前に公開されるべきだと思うが。

そう思ってない、「国民のための政治」をしない政治家がいる、ということなのかな、と疑ってしまう。