乱反射の光跡 in hatenablog

なみへいのブログです。hatenablogヴァージョン。

誤報

今朝6時半過ぎ、関東に発表された緊急地震速報
結果的に誤報だった訳ですが。
NHKのニュース報道などによると、この誤報に対する苦情や批判が数多く出されているようです。僕自身は「誤報でよかった」と思っているだけですが。


地震にしても大雨や最近のゲリラ豪雨にしても、「予報はあくまで予報」で、実際に予報が当たったのかどうかは「起こってみなければ判らない」ことです。
今回はソフトウェアのミスということで、「起こるべきではない」誤報ではありますが、気象などの自然現象、カオス的に推移する現象をリアルタイムに予想することは世界中のスーパーコンピューターを集めても、困難なことではないかと思います。


最近は気象情報にしてもきめ細かな情報発信がされてますが、きめ細かくなるほど自分自身が体感する気象との「ズレ」を強く感じるようになった気がします。
今回に関わらす、「緊急地震速報」というものは、地震計の埋め込まれた場所からのデータに基づいています。つまり、自分自身の真下で地震が起こった場合、「緊急地震速報」は常に実際に体感する地震より遅れて到達する、という事でもあります。
緊急地震速報」があってもなくても、そして「緊急地震速報」が出たか出なかったに関わらす、地震は起こります。結局、常日頃からの心構え、ということになるのでしょうが。
これがいちばん難しい(笑)。


気象庁の「予報・予知」に対する取り組みはかなり高度なものだと思いますし、そのことについて僕は高く評価したいと思いますが。
ただ、どんなことについても「一瞬先の未来」すらも確定的に予測できないのが、この世界の現実であることも確かです。
逆の言い方をすれば、気象庁の予報技術の高精度化が進めば進むほど、人々が「予報依存症」に陥ってしまうような気がしますが。
うーん、考え過ぎのような気がしたりしなかったり(笑)。