乱反射の光跡 in hatenablog

なみへいのブログです。hatenablogヴァージョン。

ガルトゥング、関根健次、木内みどり

休日は、家のことをあれこれ片付けたりしているのだが、そういう時はポッドキャストを流しっぱなしにしていることが、最近多い。

本やブログやら、文字情報に集中する時は音楽に切り替えるか、無音の中で文字に集中するのだが、画像をいじったり眺めたり、パソコンの前を離れて雑用などをしている時には基本的にポッドキャストを流したりしている。
最近、というか、ここのところずっと聞いているのは「荻上チキのSession-22」、「荒川強啓のデイ・キャッチ!」、そして「自由なラジオ」など。

Session‐22」「デイ・キャッチ」はTBSラジオの番組、「自由なラジオ」はスポンサーを持たずに、市民からの寄付だけで放送している番組。休みの日にまとめて聞くので、速報性は犠牲になるのだが、テレビなどの報道番組などより、よっぽど出席者の鋭い発言や辛辣な解説が聞けるので、テレビの「ながら視聴」するよりはよっぽど面白い。
ポッドキャストの場合は、プログラム中の音楽は流れない(おそらく著作権処理の関係かな?)なので、リアルタイムで聞くのとはちょっと違う部分もあるのだが。

そんな中で、スポンサーを持たない「自由なラジオ」に、女優の木内みどり氏がパーソナリティを務めていて少し驚いたり。
このプログラムは3月で終了した「ラジオ・フォーラム」という名称で、スポンサーなし、寄付のみで放送されてきたプログラムの後継、ということで、週一回、パーソナリティはプログラムごとに変わる、という構成。

そういうプログラムのパーソナリティを女優としての多くのキャリアを持つ木内みどりさんが務める(一時間番組で)というのにも驚きましたが。

それを聞いていて知ったのが関根健次氏、そしてガルトゥング博士の名前。ガルトゥング博士は昨年夏に来日し、「積極的平和」についての講演を行い、それと安倍政権の「積極的平和主義」とはどのような違いがあるのか、「平和」に関して日本ができる世界貢献への提案、を講演で行った人物。そして、博士の日本講演を準備したのがユナイテッド・ピープル代表、関根健次氏。
この辺はハフィントン・ポストの記事で確認できます。

こうやって、外国の生の情報に触れながら自分の仕事を更新している事業者もいるんだという感想と、その目指している未来のコンセプト、それに向かって個人が何をできるか。
地に足を着けながら「これまでの延長ではない、次の未来を見つめる」姿勢を持ちながら、それでも現実の問題に対応し、直近の問題に立ち向う。

目の前の直近の問題への課題提起と、未来の「生活環境へのビジョン」。双方を繋げられる人は、少ないのではないのかな、と思います。「ぶれないけれど固執しない」態度を、どれだけの人が選択できるのか。

そして、そんな関根氏が招聘したガルトゥング博士は、「積極的平和」とは、「日本の憲法9条を世界に輸出する」ことを提案する。集団的自衛権を容認する安倍政権とは、根本的に異なっている。
憲法9条を、世界の国々に」浸透させれば、他国を侵略する国家は消滅する。これは「国家」を活かすための政治から、「国民・市民」を活かすための政治への根本的な「政治姿勢の転換」を意味するのではないか。

そんなことを、一本のポッドキャストから考えたりいしている。