乱反射の光跡 in hatenablog

なみへいのブログです。hatenablogヴァージョン。

政治・行政

資料・情報・行政への信託

行政の「公文書改ざん問題」、「自衛隊派遣日報の存在不報告問題」は、国家行政を進めるための「円滑な行政手続き」が機能してない、という問題であり、行政が国会に(ひいては国民に)公表する情報の信頼性を毀損する、という問題であり、政府が自身の正当…

公文書、立法府、行政府

内閣が管理・統括する行政府に、次から次へと問題が発生する、というのは、省庁内の問題なのか、省庁を統括する内閣の問題なのか、それとも両方の問題なのか。 「公文書」というのは、日本政府がどんな課題に取り組み、どんな議論を積み重ねて、どんな政策を…

選挙をすること、選挙に参加すること

衆議院総選挙の報道は「誰が勝つか」とか「どの政党がどれだけの議席を」とかについての「政局」報道は活発だが、それだけではない、「政策決定の選挙でもある」ということを、投票する国民の立場としては自覚する必要があるのではないか、と思っている。日…

衆議院総選挙2017

「大義がない」と言われ、「疑惑隠し」とも言われ、そんなわけでこの衆議院選挙で問われている「争点」も与野党で食い違っていたり、そんな、ちょっと「訳がわからないよ」な総選挙が、始まってしまいましたが。 総選挙は「政権選択選挙」とも言われています…

選挙制度についても、ちょっと考えてみる

近づく総選挙。「政局」に関しては連日報道されているようだが。 以前にも書いた「国会議員の数」の問題、この前書いた「小選挙区制度」の問題を含めて、国政とその運営の制度のあり方、現行制度の問題点は何か、今回の選挙についてはその点を注視したいな、…

また選挙になるようだが

衆議院解散、総選挙。安倍首相は「国難突破選挙」だと言うのなら、今が「国難」だと言うのなら、その「国難」を招いたのは現行の行政府であり、「国難を回避できなかった責任」は行政府にあるのではないか、と思うのだが。では、当の行政府(内閣)は、「国…

「共謀罪」成立

「共謀罪」が、あまりにも乱暴な国会運営の末に成立しました。14日、金田法相の問責決議案を否決した参議院本会議は、法務委員会の審議を打ち切って「中間報告」を提出、直接本会議で可決する、という事態に。本会議の審議を経て、翌朝に採決、成立というこ…

天皇の譲位は特例法で決まるのか

天皇の生前退位の特別法、衆議院を通過して、来週には参議院でも可決、成立しそうです。 世論としても、議員の中にも恒久法の必要性を主張する意見もまだ残っていて、特例法でこのまま成立させるには、まだまだ消化不良の印象があります。 政府・与党として…

自衛権、そして自衛隊

あれこれ見ていたら、ハフィントンポストが「自衛権の(政府解釈の)変遷」を具体的な公文書を元に分かりやすく解説してくれていたので、ご参考までに。 http://www.huffingtonpost.jp/2015/07/15/japan-security-bills_n_7313158.html 日本がGHQ占領下での…

憲法記念日に思う

今年も、憲法記念日が過ぎました。全国のいたる所で「改憲」や「護憲」の集会が行われ、マスコミもさまざまな記事を国民に向けて配信したようです。(詳細に見ていないので、あれこれは言わないけど) 憲法記念日が制定されたのは憲法施行の翌年の7月(国民…

「森友学園問題」は「森友学園の問題」ではない、行政官僚による「国有地不正売却疑惑」であるのではないか?

籠池理事長の証人喚問は、理事長からさまざまな新情報が出てきて、さらに「証人喚問された証人の証言を閣僚が否定する」という事態に発展しているが、改めて考えると、問題は「行政の国有地売却」に関して行政側が「前例のない措置」を取り、売却前提の国有…

日本の国会(立法府)は、大丈夫なのかな?

いろいろ、ぐちゃぐちゃ過ぎることになっているだろ国会審議。 森友学園を巡る問題が国会で議論される本質的な点は「行政機関が特定の案件について不自然なほど異例な手続きを積み重ねておいて、しかもその審議の経過も結論の理由も、手続きの記録すら開示せ…

TPP締結で変わる法律は、どれなのか

TPP=「環太平洋パートナーシップ」協定の締結に伴って、どれだけの法律が変わるのか。 衆議院サイトの「立法情報」で、審議中の議案が閲覧できます。 その中で「環太平洋パートナーシップ協定の締結に伴う関係法律の整備に関する法律案」として公開中。 htt…

参院選を終えて

参院選が終わりました。投票に行かれた方、棄権された方、様々な感想を抱かれたかと思います。 個人的な感想では、野党共闘は善戦した、という印象を持っています。 議席数だけを見るならば、辛うじて土俵の俵の上で残った、という結果でしょうか。 もとより…

参院選を迎えて その3 選択

今回の参院選、個人的な考えでは、国民としての選択は一択だと考えています。 現在の安倍政権による恣意的な国会運営に反対。現在の安倍政権の、国民への説明不足、時には説明を放棄する姿勢に反対。「立憲主義」「民主主義」「国民の基本的人権」を否定する…

参院選を迎えて その2 社会保障

社会保障に対しては、どういう論点があるのでしょうか。 広く範囲を取るなら、国民の生活全般について、それも、それぞれの国民が生まれてから死ぬまでの間のさまざまな生活全般について、国家がどのように国民の生活を手当していくか、そのために必要な施策…

参院選を迎えて あれこれ、その1

参議院議員通常選挙、いよいよ来週告示、2週間あまりの選挙運動が始まります。もちろんすでに各政党や候補者の選挙に向けた準備、活動は始まっています。 もうすでに政党のマニフェストも発表され始めています。これから投票日まで、数多くの選挙に絡むニュ…

参院選に向けて

通常国会も終わり、いよいよ参議院通常選挙、ということになるでしょうか。 安倍首相は「消費増税延期について、参院選で民意を問う」と言っているようですが、それは参議院通常選挙で問えるようなことなのでしょうか? 少し、考えてみましょう。 参議院議員…

憲法記念日を前に

1947年5月3日、憲法記念日。前年11月3日に公布された日本国憲法が施行されたのを記念に設けられた祝日、になります。 以前、「憲法は逐条の議論を」と書きました。憲法改正について議論する場合、「護憲か改憲か」という対立軸は、どうも発展的な議論を生ま…

国会議員の定数は…

国会議員の定数削減と選挙区の再設定、各選挙区の定数の変更などが議論されています。 ところで、議員定数を削減すること自体については、どう評価されているんでしょうか。 その前に、各国の国会議員の数はどうなっているのか、ふと気になって調べてみたり…

ダイアリーで寝言を書きました。

ダイアリーはこちら。 http://d.hatena.ne.jp/namihei_j/20160331 酔っぱらいの繰り言ですが。

憲法改正は逐条の議論を

憲法改正について、安倍首相の踏み込んだ発言もありましたが。 憲法改正の議論については、ぜひとも逐条的な議論を国会でやってもらいたい、と思っている。どんな改正案であっても、である。 憲法は、主権者である国民が「国の運営者が国民に不利益をもたら…

軽減税率は「増税の一部とりやめ」で減税ではないですから

今日も今日とて、勉強がてら拙い文章を投下してみます。 「軽減税率の導入」について、あたかも国民負担が軽くなるようなイメージで語られることがあったりしますが、基本的には「増税」である、と認識しておいた方がいいと思います。 「軽減税率」について…