乱反射の光跡 in hatenablog

なみへいのブログです。hatenablogヴァージョン。

料理の本『ひとり暮らしのクッキング』

『PEARL BOOK 5 ひとり暮らしのクッキ



 料理は、続いてます。
 この間「シイタケの辛煮」のことを書きましたが、以前に書いていたのと同じく、これも本のレシピから頂いたもの。
 というわけで、料理の際に参考にしている本などのことも、書いてみることにします。


 とりあえず、今は入手できないムックから(笑)。
『すてきな自炊の本 ひとり暮らしのクッキング』。ふはははは、このムックには、ISBNは記載されていません。つまり、それぐらい古いムックだということで(笑)。
 発行年月日は「昭和55年4月17日」。つまり1980年。今から26年も前のムックであります(笑)。東京で「ひとり(貧乏)暮らし」を始めることになったときに、「役に立てば」と当時の友人からもらったムック。


 内容は、とりあえず揃えたい調理器具の解説から自炊派の一般読者(何の?)へのインタビュー紹介、「洗う」「切る」といった基本的な作業の説明があり、
さまざまな料理が調理時間とだいたいの値段(当時の、ですが)とレシピつきで掲載されています。
 メニューは朝食・夕食・夜食にふさわしいものという観点で纏められ、5分程度でできる簡単メニューから少し手の込んだものまで、バラエティに富んでます。わざわざ食材を用意するようなものというよりは、冷蔵庫に残りそうな食材や缶詰の食材が取り上げられていたり、その辺は「ひとり暮らしビギナー」(笑)を強く意識しているようですが。
 そのため、メニューも中心は2,3の食材とどこにでもある調味料を使ったものばかり。時にはいきなり「練りウニ(ウニの卵巣の塩漬け)」などというものが出てきたりして、「なんじゃこらああ!」と叫ぶ場面もあったりしますが(笑)。


 その他には食材ごとの定番メニュー(玉子ならオムレツ、豚肉なら生姜焼き、など)、マスターしておきたい定番メニュー(ソテーやトンカツ、餃子など)、そしてお弁当のアイデア、缶詰を使った1週間メニュー、冷凍食品を使った1週間メニューと続きます。
 その他、野菜などの保存方法、冷凍保存の方法など、細々としたトピックスかあちらこちらに掲載され、読み慣れれば重宝します。どこに何が書いてあったのか、探すのが時に難しかったりしますが(笑)。


 つい最近までは、この本が自宅にある唯一の「料理の本」で(笑)、とにもかくにも料理の参考にするとしたらこの本しかなかったわけで(笑)。
 何よりも「ひとり暮らし」とタイトルにあるように、材料などはすべて1人前で書かれているのがよいです。普通の主婦向け(?)の料理の本だと、どうしても2〜4人前の量が記載され、その量に合わせたレシピになっているので、ひとりで家で挑戦するにはいろいろと計算が必要だったりするので(笑)。


 で、この本を参考にいろいろ作って見たりもしたのですが。
 作り方はとにかく簡潔に、ポイントを押さえて書いてあるのですが、しかし超初心者としてはその「ポイント」に行き着くまでの行程が必要なわけで(笑)。
 いきなり「ごぼうはアク抜きをして」とだけ書かれても、「アク抜き???」となってしまう有り様で、その辺りは「超」初心者にはレシピが大ざっぱな感じを受けました。
 それでも何とか作れるものもあるわけで、そうしたものは時々作っては見たりもしたりしてました。そう言えば親子丼やポークソテーなど、昔々に作ったような記憶が微かに……。


 このムックが発行された当時(26年前)は、コンビニなどもまだまだ少なかったはずです。だから食事というと自分で作るか、ファーストフード(ファミレスとか、ハンバーガーショップとか)に頼るか、あとは町の定食屋がメインだったように思います。だから、節約するには自炊というのは、結構ふつう之ことだったと思います。
 だから、野菜の「アク抜き」とかも、一般常識のうちだったのかもしれません。細かいことは誰かに聞けば、誰か知っている人が周囲にいくらでも居たでしょうから。


 それはともかく、今でも時々開いては参考にしていたり。料理の基本は、そうそう変わりませんからね。