乱反射の光跡 in hatenablog

なみへいのブログです。hatenablogヴァージョン。

『生む機械』発言


柳沢厚労相、また、だそうです。
http://www.asahi.com/politics/update/0206/005.html


僕個人としては笑ってしまうしかないですが。「政治家は世間を知らない」=「庶民の考え方はできない」の典型ではないでしょうか。


前の「生む機械」発言は言わば「内輪の講演会」で行われた発言であり、その中で柳沢氏は「機械と言うのは何だけど」と前置きしての発言でした。このことはつまり「大っぴらに言うと批判を受ける覚悟は必要だが、あえて言いたい」という意味の発言ではないでしょうか。つまり、世論的には批判されるのを覚悟の上での「あえて言いたい」ことだったのではないか、などと思ってしまいます。つまり、柳沢氏の「本音」はそこにある、ということなのではないでしょうか。


個人の思想・信条の持ち方はその人自身の問題ですから、とやかくは言いたくはないのですが、今日は記者会見で「2人以上子供を持ちたい若者」を「健全」と表現して、ニュースに取り上げられています。
この人、かつての「家父長制」のような、「夫は仕事、妻は主婦、子供は2人」といったふた昔以上も前の「家庭像」を描いてらっしゃるようで。厚生労働省という、自分の「役職」にとっても一番敏感に対応しなければならないはずの問題についてこういう発言が続く、ということは、この人自身の「健全」の定義を聞いてみたくなったりしますが(笑)。


「生む機械」発言、僕は篠田節子氏の「斎藤家の核弾頭」を思い出してしまいました(笑)。
isbn:4022642189
isbn-13:978-4022642189
……あんな時代が、もしかして、来るのか?(笑)