乱反射の光跡 in hatenablog

なみへいのブログです。hatenablogヴァージョン。

選挙に行きなさい。

いきなり命令形だったり、ただのおっさんの言うことなど誰も聞いたりしないのも自覚してますが、あえて命令形に。不快ならブラウザを閉じてください。

選挙に行きなさい。
日本が「民主主義国家」であるためには、「国民が判断を示すこと」が不可欠の要素になります。国政選挙は、全国民が参加することによって、「国民の判断」を国政に届けることになる、「民主主義国家のツール」の一つです。
国政選挙を強制されている国もありますが、日本では「国民の権利(参政権)」として、「国民の主権意識」に委ねられています。あくまでも「国民の自主性」を尊重する、ということになるでしょうか。

 

選挙の投票率が問題になるのは、それが「国民の主権意識」の総体的なあり方を示すことに繋がるからでしょう。現在の日本では国民の参政権と共に、「普通選挙」「平等選挙」「直接選挙」「秘密選挙」が公職選挙法によって保障されています。
普通選挙」は、一定年齢に達したすべての国民に選挙権を与える制度で、国民の地位、財産、性別、人種、信条などの制限を課さない制度です。
「平等選挙」は、国民ひとりの一票は、あくまで一人一票としての重みは平等とする制度です。
「直接選挙」は、国民の投票によって国の代表者(国会議員等)をを選ぶ制度です。
アメリカの大統領選挙は、国民が最初に選ぶのは「大統領の選挙人」なので、「間接選挙」と言われています。
「秘密選挙」は、投票内容の秘密が保障されている選挙制度で、日本では憲法公職選挙法で保障されています。自分が誰に投票したかは、誰にも言う必要のないことですし(自主的に公表するのも自由)、誰かに公表を矯正されるのは憲法違反になります。

 

選挙に行きなさい。
「選挙権の行使」は、選挙権を与えられた国民が誰でも持っている「権利」です。「権利」を「行使」しない手はないし、選挙権の講師に対して憲法第15条その4は「選挙人は、その選択に関し公的にも私的にも責任を問はれない。」と明記しています。

だから、選挙に行きなさい。
義務ではない(行っても行かなくても、国民に何の罰則もない)し、選挙した結果について国民の誰かが責任を追求されるわけでもない。
でも国民の多くが「使える権利を使わない」状態が続くと、「この権利は国民には必要ないのではないか」と国政を担う誰かが言い出すかもしれません。現にいろいろな集会で、「国民主権は必要ない」だとか、「国民に主権があるのはおかしい」と発言している、現職の国会議員もいます。

参政権」は、有権者に与えられた「権利」であり、その権利の行使による「責任も義務も発生しない」、国民主権国家の国民には当然与えられるべき権利です。

僕は、選挙に行きます。明日、投票所で投票してきます。
僕は、選挙権を得てから、欠かさずに投票をしてきました。国民としての「権利の行使」として。

「よく分からない」とか「政治のことなんて知らない」から、投票できないわけではありません。
いい歳をした大人だって、政治のことなんか何も知らないまま投票してたりします。
僕自身も、最初は曖昧な気持ちで投票したりしながら、選挙と政治のことを考えたりしてきました。

 

「政治に興味が持てないから投票しない」と思っているなら、その順番を変えてみませんか?
「投票したから、政治に興味が生まれる」ことは、きっとあります。
選挙は有権者に無条件に与えられた「参政権」です。
わずか1,2分で終わる「権利の行使」です。使わない手はありません。
貴方の「権利」を、貴方の考えで「行使」してください。