乱反射の光跡 in hatenablog

なみへいのブログです。hatenablogヴァージョン。

迷走する「マイナ保険証」

ちょっとした、夏休みなので。

ゆっくり考えなければならないことを、ゆっくり考えたい、と思うのだが、相変わらず日常生活に追われてしまっているような……。

 

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迷走する「マイナ保険証」

「マイナ保険証」問題は、なんでこんなに混乱しているのか、理解に苦しむ。

津田大介氏が「ポリタス」で青木理氏と語っていたことと、同じなのだけど。

現行の健康保険証から「マイナ保険証」に切り替えるなら、無理やり一気に切り替えるようなことをせずに、現行の健康保険証の制度を残しながら、並行して「マイナ保険証」の制度を整えていき、徐々に移行していくような制度にできなかったのだろうか。

マイナンバーカード」のシステム、制度というのは、全く新しいシステムを動かす、ということになるので、システムを動かせば、設計時、準備段階では想定できなかったトラブルや、問題点が見つかることは、当然のことだと思っていた方がいいと思う。

現実の社会では、多数の人間(行政の場合は国民、住民)がそのシステムを利用することにより、少数の担当者がいくら考えても想定できないような利用をする人間は出てくるわけで、そうしたトラブルには、個別に対応しながら、システムに課題はないか、あるとしたらどうのように運用をあ改めていくか、「走らせながら考え直す」という作業は不可欠なのだと思う。

現在、起こっているトラブルはその段階で起きていることだと思うが、ある程度トラブルの洗い出しと、システムの改善を行いながら、トラブルを減らし、スムーズに運用できるようにシステムを練り込んでいけばいいと思う。

その間、国民皆保険制度を維持するために保険証の制度を維持して置くことは可能ではないか、と思う。紙の(あるいはプラスチックの)保険証は、保険制度を維持するためのバックアップとして保持していけばいいし、マイナンバーカードのシステムがダウンした時の、まさに「保険」として残しておけばいいのに。

それをわざわざ「保険証を廃止して、代わりに資格確認証を配布する」というのは、どういうことか。現行の保険証を残しておけばいいだけなのに。

こんなよく分からん制度に、なんで政府は固執しているんだろうなあ。