乱反射の光跡 in hatenablog

なみへいのブログです。hatenablogヴァージョン。

【酔っ払いがこぼす】6月20日

「魚は頭から腐る」らしいが、長期政権も放置すれば「頭から腐る」のである。


さまざまな疑惑を生じた安倍政権、そして日本学術会議をめぐって法律違反を犯した菅政権、その法律違反を指摘されても放置し続ける岸田政権。
私たちは、目のあたりにしているのだと思う。長期政権が、腐っていく過程を。

「間違いを認めない」ということは、「その間違いから目を逸らす態度を取る」ということであり、「間違いを認めない」ことで、その「間違いを続ける」ことでもある。

日本学術会議の任命拒否問題(菅政権)は、行政権(内閣)による、国権の最高機関である立法府(国会)が定めた法律への違反であり、明らかに行政府(内閣)の立法府(国会)への離反行為である。
これを認めることは、立法府(国会)が定めた法律を、行政府(内閣)が破っても放置される、という事態を容認することになり、それは三権分立の民主主義を無視し、逸脱し、蹂躙することにもなっている、と思う。

「こんなことは前から起こっている」という意見もあるだろうが、でも「良くないことはよくない」と言い、「行いを正せ」と言い、「民主主義のルールを無視するな、逸脱するな、軽視するな、国民主権者のために」と言い続ける必要はあり、一つずつでも、正していく必要がある、と思う。

 

「政治は生き物」でもある。容易に周囲の風に流される。
だからこそ、主権者としての国民は、政治家、行政、自治体組織の動向について、監視、注目を怠るわけにはいかない。自分ごととして。

民主主義制度下における選挙では、立法府、行政府、司法の三権は主権者である国民に対して、必要十分な国家運営の情報を開示する必要がある。
そうでなければ、主権者は、国政に対して十分な情報を得て、必要な判断を下すことができないからである。

情報を隠蔽する行政(内閣)は、国民主権者に対する応答義務を怠っている。
情報を隠蔽する立法(国会)は、国民主権者に対する応答義務を怠っている。

これは、国家権力による、国民主権者の軽視、冒涜、ではないのか?
と、酔っ払いがクダを巻く。