乱反射の光跡 in hatenablog

なみへいのブログです。hatenablogヴァージョン。

いよいよ選挙になります

選挙については、どういう形であれ、参加した方がいいと思いますし、国民主権の民主主義を守りたいと思うなら選挙への参加は、大切なことだし、必要なことだと僕は思っています。

選挙に勝ちたい候補者ならば、できるだけ多くの票を獲得するために、投票する有権者を意識して支持を呼びかけます。選挙に行く有権者が少なければ、「必ず選挙に行く人々」に支持を訴えかければいい、ということになります。

前にも書いたように、投票に参加する、と言うことは、政治家や候補者の視線を、自分に向かわせる一助になります。
政治家や候補者の視線を、より多くの国民に向けさせるためには、より多くの有権者の投票が必要になります。できるだけ多くの有権者が選挙に参加すること、そのこと自体が、日本の民主主義政治、国民主権政治を守り育てる手立てになります。

日本は議会制民主主義を採り、多数党の議員が行政の運営に携わる、議院内閣制を採用しています。

このことは「国民の代表」が「国会(立法府)」で議論を行い、「内閣(行政府)」の指揮を執るという、「国政」が「国民の厳粛な信託に応え、その福利を国民が享受する」(憲法前文より)ための構成を取っていることになります。

しかし、このことを実感として感じている国民は、どれほどいるのでしょうか?

このことは、「国政」の基礎となる重要な課題だと思います。「国政」が、本当に「国民の厳粛な信託」を得ているのか、「その福利を、国民が享受」できているのか、これについては恒常的に点検・検証していくことが必要だと思います。

国政に携わる国会議員は、「国民に選ばれた、国民の代表者」として国政を執り行うための法律について議論し、また行政の指揮を執ることになります。

国会議員は、常に「国民に選ばれた」地位にいることを意識し、「国民のための立法、行政」を行うべきだと、思います。国民の信託を受けた国会議員ならば、立法、行政を通じて国民に福利を与えることを中心に考えるべきでしょう。

現状では、なかなかそうなっていない、と言えるかも知れません。

そもそも与党で作る内閣が、日本学術会議法の第七条に違反して会員の指名を拒否していることは問題で、現内閣は「法律違反を犯している」「法律違反状態である」と言うことができます。
さらに言えば、野党議員が憲法第五十三条に基づいて国会に請求している臨時国会開催を、当の国会議員である与党議員が拒否している、憲法違反を犯している、という事実があります。

こうした憲法違反、法律違反の国会議員というのは、憲法を尊重し擁護する義務を負わせる憲法第九十九条違反の可能性もあり、さらには憲法十三条第一項違反の可能性もあります。

本来、こんなに憲法違反、法律違反を行うような国会議員は、国民による審判(選挙)で落選させるべき人材だと思います。
そのためには、やはり多くの国民が投票に向かうことが、民主主義にとって大切なことであり、必要なことだと、思っています。

国会・選挙・投票

国政選挙、衆議院議員総選挙が、近づいてきました。

ついつい、日々の雑事に追われているうちに、選挙の告示日がやってきてしまい、何をどう考えればいいのか、あれこれ迷っているうちに投票日を迎えてしまいます。

本来ならば、国政にしても地方自治体にしても、日々の生活と結びついているものであり、常日頃から政治に対して関心を向けることは、国民として大事なことであり、主権者として必要なことなのだと思います。

なので、今回はできるだけ早くから、選挙の話、国政の話について、あれこれ書いておこうかな、と思っています。このブログが示すとおり、いつも飛び飛びでしか書けていないので、どこまでできるかわかりませんが。


国会の意味

「国政」とは「国の政治」であり、日本の場合、国政の根幹は、国権の最高機関である「国会」、行政組織である「内閣」、司法機関である「裁判所」による三権分立を基盤として、国の根幹、進むべき未来の方向を決定する機関を指し示します。

国会は広く日本全体の問題について、各地の選挙を経て国会議員となった「国民の代表」が国会において、国の根幹や方向性を決める法律について議論し、施行する法律を決定する場になります。
そこで交わされる議論は、「国民の代表者」同士の議論であり、なので国民に公開されるのは必然であり、当然のことです。

日本の場合は、同じ意見をもつ国会議員が集まり、政党を作って国会の議論に臨む、「政党政治」のスタイルを取っています。

「政党」は、同じ意見を持つ国会議員の集まり、ということになっていますが、国会で議論されるべき課題は、数多くあります。その全ての課題において、多くの国会議員が一致した意見を持つためには、いくつもの議論を積み重ねていくことになります。

そうやって、政党内での意見を取りまとめ、国会での議論において、他党との議論を重ねていくことになるわけです。

こうして議論を重ねて、制定される法律の根幹を定め、細部にまで目を配った上で、法律が「国民のために」成立するわけです。

人口1億人の国家であるならば、個人の生き方も、生活のスタイルも、思想も政治との向き合い方も1億通りあると思って間違いはないでしょう。
それを、約700人の国会議員の意見に集約し、さらに一つの法律に落とし込んでいく作業が、国会での審議、ということになります。

まあ、もちろん、現在の国会の状況が、こうした議論を積み重ねていく国会になっているか、と考えると、そうなっていないように思います。

「法律の制定の根拠はどこにあるか」
「法律の制定による、国民への利便はどこにあるか」
「法律の制定によって、社会にどのような影響があるか」
「法律の制定によって、国民の生活にどのような変化があるか」
議論に対する着目点はさまざまです。利便を受ける国民は誰か、不利益を被る国民は誰か。本来はそこまでの射程を保った議論を、国会で行うことによって、国民は国会の議論に信頼を寄せることができるのではないか、と思っています。

国民としては、こうした着目点や、自分なりの視点・論点に基づいて国会の議論に注目し、疑問点は国会議員や政党に正していく必要があると思います。

……とは言え。
現実には、国会の議論全てに、個人が目を通すことは難しく、国会の議論に着目するのは、自分と関係がある議題、自分の社会的活動に影響を与える議題に限られてくるでしょう。
個人が考えるべきこと、やらなければならないことは日常的に多く、国政や国会での議論に継続的に関心を持ち続けることは、かなり大変なことではあります。

それでも、1億人いる日本人のうち、0.1%でも日常的に国会、国政に興味を持つ人がいてくれるなら、単純計算で10万人がウォッチしていることになります。
その中で、自分と考え方が近い、政治的傾向が近い人というのは、何割かいると思います。そういう方の力を頼りにして、国政と国会についての情報を、できる限りにおいて継続的に手に入れることは、可能なのではないか、と思うのですが。

もちろん、国政の課題となっている問題全てを、一人の個人が考えることはなかなか難しく、おそらく不可能だと思います。
とりあえず、自分が関係してくる、自分が興味を持てる社会問題は何か、社会的課題は何か、そういう所から始めればいいと思います。
誰だって、国政と国会の議論の全てに目を通している人なんて、どこにもいない、と言っていいと思います。だから、いいのですよ。自分の興味から始めれば。

国政が担うことは、税制、経済政策、金融政策、世界情勢分析、外交戦略、福祉、教育、社会保障制度など、それこそ多岐に渡ります。
そして、それぞれの分野、問題点、課題について研究している専門家、研究者もそれなりにいます。彼らの発表する論文、書籍から、国政の問題点についての「視点」を得てもいいと思います。

興味の持てる課題から、少しずつ。


「選挙」という制度

「民主主義国家」において、主権者国民の国家運営に対する考えを反映する手続きとして、「選挙」によって代議員を選ぶ、という手続きは、かなり一般的に浸透している手続きではあるでしょう。

選挙制度には、直接選挙と間接選挙とがあります。
直接選挙は、主権者(国民、有権者)が直接、国政の議論の場に立つ代議員を選ぶ選挙になります。国政で言えば衆議院議員の総選挙、参議院議員通常選挙が、それに当たります。
地方で言えば、首長選挙、議会議員選挙なども直接選挙になります。

間接選挙は、主権者が直接候補者の中から一人を指名するのではなく、直接選挙で選ばれた代議士が、一定の役職者なりを選挙する、というスタイルになります。

アメリカの大統領選挙は、見かけ上(報道を見ていると)直接選挙のように見えますが、手続き的には間接選挙です。国民は選挙するのは、各州ごとに選ばれるや「選挙人」と呼ばれる人です。
選挙で選ばれた選挙人が、大統領を選ぶ選挙を行うことになります。
ただ、アメリカの場合は、選挙人の候補者が誰に投票するか、明らかにしているので、選挙人が選ばれた時点で、各大統領への得票は自動的に決まることになります。

日本の場合、総理大臣は国会で、国会議員によって選出されます。この場合も、国民が選んだ国会議員が総理大臣を選出する、間接選挙と言えるかもしれません。

日本の場合は、選ばれた国会議員のほとんどは政党に所属していますし、総理大臣の選挙においては、各議員は所属する政党のリーダーに投票することが通例となっています。
そのため、選挙で選ばれた議員が最も多い政党のリーダーが総理大臣となり、その政党が政権与党、となるわけです。

直接選挙では、有権者(国民の中で、選挙権を持つ者)が、当選させたい人を直接選んでします。

有権者が選ぶ代議員(国会議員、地方議会議員)は、当然さまざまな政策提案、公約を掲げて立候補し、選挙運動を行います。
有権者はその中で、各立候補者の主張を聞き比べ、自分の主張と近い、あるいはこの人に代議員の役割を担って欲しい、と思って投票するわけですが。

こうした、「代議員を選び、その代議員に国政を負託し、民主主義的運営を任せる」という制度は、国際的にも浸透している制度であり、発展中の国家によっては、「公正な民主的選挙」が国家の発展、安定の度合いを計る物差しにもなっています。

***

ただし、こういう「選挙制度」も、これで完全、という訳ではないことも、誰でも知っていることだと思います。

国民が求めるのは、国民のための「政策」であり、その「政策」を実現してくれる立候補者を選ぶ、というのが選挙の制度なのですが、代議員を目指す立候補者は、さまざまな政治課題について、いくつもの政策提案を示します。

例えばAという候補者は、社会保障についてはいい政策を提案しているが、経済政策については自分と合わないとか、Bという候補者は、経済政策や福祉政策には賛同できるが、外交政策については違う意見を持っているとか、そういう候補者が並ぶことが多かったりします。

この場合、こっちの政策はいいけれど、そっちの政策は頷けない、という意見を持っていても、それを選挙の投票という行動で候補者に伝えるのは困難です。

また、国政に出る全国的な政党は、その公約が総花的になってしまい、口当たりの良い言葉を並べていくと似たり寄ったりになってしまい、政党の特徴が選挙では埋もれてしまう、という傾向もありがちです。
それぞれの政党の主張を読み比べても、実際にどの政党を選択するか、どの候補者に投票するか、それだけでは選ぶのが難しく思えるのは、確かだと思います。

現在の選挙の場合、やはり候補者同士による立会演説会や、候補者同士の討論会という場が、必要なのだと思います。

候補者が、どれだけ口当たりのいい公約を並べ立てても、立場の違う者(この場合は別の候補者)と議論してみれば、ある政策についてどれだけ詳しく、深く考えているか、また重視している政策がどれで、軽視している政策がどれなのかが、明確になってきます。
そして、それぞれの候補者の語り口に、本人の思想、熱意は現れ、それは国民に直接伝わります。また、対立候補、一般市民との質疑応答を通して、候補者の誠実さ、真剣さは国民に伝わるのだと、思います。

現在の国会議員の中には、議論ができない議員が増えているのではないか、と感じますし、個人的にはそこに危機感を感じています。
議論ができない、ということは、国民の疑念に、行政の責任者がまともに答えられないことになります。
そして、行政責任者が国民の疑問に答えられない、ということなら、当然国民は行政責任者に対して、信頼できない、ということになります。
現在、政治、行政の場で起こっていることは、こうした形での国民の政治への信頼の失墜であり、政治不信による国民の落胆です。

そうした国民の政治不信は、選挙への国民参加の低下を招き、それを通じて政治・行政の劣化を招きます。
いや、すでに国政での議論は劣化を招いています。国民の信頼に足るよう、国政を立て直すのは、根本的には投票による国民の選挙への参加、なのではないかと思います。


投票の意味

民主主義的な国家運営を行うための、民主主義的な立法担当者、行政責任者を選ぶために、現在の選挙制度はあります。

選挙という民主的手続きにおいて、最も重要なのは、国民の投票行動です。

政治不信が投票率の低下を招くとか、投票へのモチベーションを削ぐとか、いろいろ言われていますが、結局のところは、国民が誰に投票したか、どの政党に投票したか、その結果が、国政のあり方を決定します。

投票しないことが政治不信の表明だとか、白紙の投票が政治不信の表明だとか、そういった意見も持っている人も少なからずいるでしょうが、結果に影響を与えるのは、投票数であり、厳密に言えば有効投票数です。

「投票しないという行動」が、政治不信の表明か、興味のなさを示すのか、他人の投票に結果を委ねる「白紙委任状」かは、投票結果からは判別がつきません。
投票されなかった有権者の意見は、候補者や政党に判断が委ねられるわけで、候補者や政党はおそらく自分に都合のよい解釈をするでしょうし、だとしたら候補者や当選者、政党に「批判的な意見表明」として受け取られることはないでしょう。

これは「選挙制度」が、「確実に有権者の意見を網羅的に掬い上げる制度」になっていないためで、この制度は、国民が自主的に民主制度を守ろうとする意志があることを前提として作られているから、でもあります。

この「選挙の制度・システム」についての問題点、課題も多くあるのですが、現状、有権者が投票することが、国民の意見、考えを国会、地方自治、行政機関に届ける大きな手段となっています。
もちろん、選挙への投票だけが国民の意見を国会・行政に届ける唯一の手段ではなく、国民はいつでも国会・行政に対して意見を言い、要望を出す権利はあります。

しかし、代議員当人にとっては、選挙で選ばれるかどうかが重要であり、その意味で、代議員にとって、一番重要視するのは、選挙とその対策、になってしまいます。
このことは、逆に言えば、選挙で勝ちさえすれば、そうして代議員の地位さえ手に入れられれば、それ以外のことは胸先三寸で軽視したり、無視したりすることも、代議員の立場からは可能だということです。

それをさせないためには、国民のなるべく多くが「投票という行動」を取ることが、必要になります。多くの国民が投票すればするほど、それによって選ばれる代議員は、国民の意見に敏感にならざるを得なくなります。
特に、無党派層と呼ばれる、特定の支持政党を持たない国民が投票を行えば、支援団体を持っていたりして一定の得票を計算できる政党の候補者でも、支援団体以外の国民を意識せざるを得なくなります。

投票率が低くなりますと、やはり支援団体に支援される政党の固定的な投票率が高くなり、選ばれる代議員は、支援してくれる団体の要求を重視することになります。

特定の支持政党を持たない国民が投票するほど、特定の支援団体に頼るだけの候補者は苦しくなり、国民の声をより聞かないと、当選できなくなります。

どれだけ多くの国民が、投票する行動に出るのか、それもまた、民主主義の質に影響を与えるでしょう。
当然、それは選挙に立候補する政治家たちの質にも影響を与えます。

支持政党を持たない層ほど、積極的に投票行動を取ることは、おそらくこの国の「政治的風土」を確実に変えると思います。
特定の支持層、特定の支援者ばかりを向いて代議員をやっていたら、とてもじゃないけど選挙に勝てない。そう政治家に思わせることが、この国の政治にとっての選挙の意味ではないか、国民が選挙で投票する意味ではないかと思います。

いろいろ、足らないところもありましょうが、今日はとりあえず、この辺で。

 

(脱稿:2021年9月13日)

 

東京都議会議員選挙、とりあえず数字なんぞを並べてみる

なにか、あっさりと終わったように感じる東京都議選。ですが、日本の首都の議会の選挙ということで、改めて投票結果、開票結果について考えてみたい、と思います。

 

(データは東京都選挙管理委員会のホームページより引用)

 

1.投票結果

 

投票日当日の、東京都全体の有権者数は、11,157,715人(男性:5,438,532人、女性:5,719,183人)でした。

 

投票者数は4,729,484人(男性:2,287,195 人、女性:2,442,289人)、

投票棄権者数は6,428,231人(男性:3,151,337人、女性:3,276,894人)、

投票率は、42.39%(男性:42.06%、女性:42.70%)となりました。

 

前回の都議会選挙は、都民ファースト旋風もあって投票率が51.28%まで上がったのですが、今回はそれより8ポイント以上低い結果となってしまいました。

 

ただし、投票者数4,729,484人に対して、持ち帰りと思われる票が74票、不受理とされた票が7票あります。

これにより、投票総数は4,729,403票、となるのですが、このうちに無効投票数が85,746票あります。これを引くと、有効投票数は4,643,657票となります。

 

投票率が下がったことについては、いろいろ言われていますが、ここで平成以降の都議選の投票率を記しておきます。

 

1989年7月2日    58.74%

1993年6月27日    51.43%

1997年7月6日    40.80%

2001年6月24日    50.08%

2005年7月3日    43.99%

2009年7月12日    54.49%

2013年6月23日    43.50%

2017年7月2日    51.28%

 

これを見ると、選挙の時期によって、かなり上下している印象があります。2009年の都議選は、都議会民主党が躍進して、2009年の衆議院選挙での政権交代の前哨戦となりました。

ちなみに、都知事選の投票率は、平成以降は次のようになってます。

 

1991年4月7日 51.56%

1995年4月9日 50.67%

1999年4月11日 57.87%

2003年4月13日 44.94%

2007年4月8日 54.35%

2011年4月10日 57.80%

2012年12月16日 62.60%

2014年2月9日 46.14%

2016年7月31日 59.73%

2020年7月5日    55.00%

 

やはり、都議選よりも都知事選の方が有権者の関心が高いのか、都知事選の方が高めの数字が出ているようです。ただ、その都知事選が政策の選択というより、人気投票、著名度投票になっている傾向があるように感じられるのは、気になるところですが。

 

 

自治体別で見ると、今回投票率が一番低かったのは、瑞穂町の31.23%で、有権者27,124名中、投票者数は8,471名となっています。

投票率が一番高かったのは利島村の76.61%でした。利島村では248人の有権者中、190名が投票した、とあります。

概して、島部と呼ばれる伊豆諸島、小笠原諸島では投票率が高く、島部全体では、投票率は54.43%になっています。

 

投票率が40%を割り込んでいるのは、中央区(39.19%)、港区(33.78%)、渋谷区(38.33%)、江戸川区(39.65%)、立川市(37.24%)、青梅市(38.98%)、府中市(38.21%)、昭島市(38.18%)、福生市(35.91%)、羽村市(34.82%)、あきる野市(35.38%)、武蔵村山市(38.13%)、東久留米市(38.59%)となっています。

 

 

2.開票結果

 

次に、開票結果からピックアップしてみます。それぞれの選挙区での当選者と得票数、投票者数、有効投票数などを並べてみます。次点の候補者の得票数も掲載してみました。

 

千代田区

平慶翔氏(都ファ) 8,149票

<<次点:内田直之氏(自民) 7,240票>>

有権者数:52,921人、投票者数:23,386人、有効投票数:22,856票)

 

中央区

石島秀起氏(自民) 19,272票

<<次点:池邉愛氏(都ファ) 14,042票>>

有権者数:135,196人、投票者数:52980人、有効投票数:51,404票)

 

港区:

菅野弘一氏(自民) 19,041票

入江伸子氏(都ファ) 18,254票

<<次点:大塚隆朗氏(立民) 11,643票>>

有権者数:199,689人、投票者数:67,453人、有効投票数:66,137票)

 

新宿区:

大山とも子氏(共産) 20,397.624票

古城将夫氏(公明) 18,764票

森口つかさ氏(都ファ) 17,410票

吉住栄郎氏(自民) 15,386票

<<次点:三雲崇正氏(立民) 14,469票>>

有権者数:289,909人、投票者数:113060人、有効投票数:111,168票)

 

文京区:

福手裕子氏(共産) 30,815票

増子博樹氏(都ファ) 30,077票

<<次点:中屋文孝氏(自民) 25,097票>>

有権者数:180,945人、投票者数:88,041人、有効投票数:85,989票)

 

台東区

鈴木純氏(自民) 17,595票

保坂真宏氏(都ファ) 16,373票

<<次点:中山寛進氏(都ファ) 15,028票>>

有権者数:166,325人、投票者数:71,367人、有効投票数:69,666票)

 

墨田区

成清梨沙子氏(都ファ) 23,455票

川松真一郎氏(自民) 19,763票

加藤雅之氏(公明) 19,526票

<<次点:伊藤大気氏(共産) 15,755票>>

有権者数:227,703人、投票者数:100,274人、有効投票数:98,495票)

 

江東区

細田勇氏(公明) 31,864票

山崎一輝氏(自民) 31,812票

畔上三和子氏(共産) 29,136票

白戸太朗氏(都ファ) 27,650票

<<次点:高橋恵海氏(自民) 24,215票>>

有権者数:416,822人、投票者数:182,962人、有効投票数:179,573票)

 

品川区:

伊藤興一氏(公明) 23,188票

森澤恭子氏(無所属) 22,413票

白石民男氏(共産) 20,552票

阿部祐美子氏(立民) 20,087票

<<次点:筒井洋介氏(都ファ) 19,696票>>

有権者数:333,647人、投票者数:144,110人、有効投票数:141,631票)

 

品川区では、僅か391票差が明暗を分けています。

 

目黒区:

伊藤悠氏(都ファ) 23,117票

齊藤泰宏氏(公明) 16,515票

西崎翔氏(立民) 16,044票

<<次点:星見定子氏(共産) 16,038票>>

有権者数:232,430人、投票者数:100,011人、有効投票数:98,227票)

 

目黒区では、当落の票差は、わずか6票差でした。

 

大田区

藤田綾子氏(共産) 34,328票

松田龍典氏(維新)29,701票

斉藤里恵氏(立民) 27,001票

鈴木晶雅氏(自民) 26,244票

勝俣聡氏(公明) 25,770票

森愛氏(都ファ) 25,014票

玉川英俊氏(公明) 23,062票

<<次点:奥本有里氏(都ファ) 20,373票>>

有権者数:607,747人、投票者数:264,957人、有効得票数:260,340票)

 

世田谷区:

福島理恵子氏(都ファ) 43,096票

里吉ゆみ氏(共産) 34,225票

高久則男氏(公明) 32,200票

小松大佑氏(自民) 26,486票

三宅茂樹氏(自民) 25,819票

山口拓氏(立民) 25,644票

風間穣氏(立民) 23,849票

土屋美和氏(自民) 22,040票

<<次点:岡林裕佳氏(維新) 19,954票>>

有権者数:761,047人、投票者数:334,335人、有効投票数:328,698票)

 

渋谷区:

中田喬士氏(立民) 22,204票

龍円愛梨氏(都ファ) 16,346票

<<次点:前田和茂氏(自民)15,575票>>

有権者数:190,282人、投票者数:72,935人、有効投票数:71,376票)

 

渋谷区でも、771票の差で、明暗が分かれました。

 

中野区:

西澤圭太氏(立民) 35,749票

荒木千陽氏(都ファ) 32,743票

高倉良生氏(公明) 24,364票

<<次点:出井良輔氏(自民) 22,527票>>

有権者数:279,101人、投票者数:121,573人、有効投票数:119,209票)

 

杉並区:

茜ヶ久保嘉代子氏(都ファ) 30,369票

原田暁氏(共産) 27,437票

小宮安里氏(自民) 24,735票

関口健太郎氏(立民) 23,827票

松葉多美子氏(公明) 23,538票

早坂義弘氏(自民) 22,653票

<<次点:小松久子氏(ネット) 16,417票>>

有権者数:480,096人、投票者数:211,304人、有効投票数:207,995票)

 

豊島区:

本橋弘隆氏(都ファ) 24,586票

米倉春奈氏(共産) 21,890票

長橋桂一氏(公明) 19,925票

<<次点:堀宏道氏(自民) 17,747票>>

有権者数:228,502人、投票者数:98,344人、有効投票数:96,374票)

 

北区:

山田加奈子氏(自民) 30,417票

曽根肇氏(共産) 29,416票

大松成氏(公明) 27,580票

<<次点:佐藤古都氏(維新) 23,323票>>

有権者数:285,161人、投票者数:134,123人、有効投票数:131,491票)

 

荒川区

慶野信一氏(公明) 19,493票

瀧口学氏(都ファ) 17,138票

<<次点:崎山知尚氏(自民) 14,249票>>

有権者数:168,970人、投票者数:72,830人、有効投票数:71,577票)

 

板橋区

蒲田悦子氏(公明) 33,835票

宮瀬英治氏(立民) 31,201票

木下富美子氏(都ファ) 29,767票

松田康将氏(自民) 25,703票

徳留道信氏(共産) 25,027票

<<次点:河野雄紀(自民) 24,066票>>

有権者数:466,395人、投票者数:194,415人、有効投票数:191,216票)

 

板橋区も1000票差未満、961票で明暗が分かれました。

 

練馬区

小林健二氏(公明) 37,209票

藤井智教氏(立民) 35,286票

戸谷英津子氏(共産) 32,963票

尾島紘平氏都ファ) 26,341票

村松一希氏(都ファ) 25,183票

柴崎幹男氏(自民) 20,839票

山加朱美氏(自民) 20,460票

<<次点:池尻成二氏(無所属) 19,695票>>

有権者数:610,630人、投票者数:266,723人、有効投票数:262,153票)

 

ここでも、765票差で明暗が分かれました。

 

足立区:

後藤奈美氏(都ファ) 34,223票

発地易隆氏(自民) 29,756票

薄井浩一氏(公明) 29,365票

高島直樹氏(自民) 28,423票

斉藤真里子氏(共産) 28,365票

中山信行氏(公明) 27,493票

<<次点:和田愛子氏(立民) 18,698票>>

有権者数:562,190人、投票者数:231,001人、有効投票数:226,935票)

 

葛飾区:

北口剛士氏(公明) 30,725票

和泉尚美氏(共産) 24,498票

米川大二郎氏(都ファ) 23,063票

平田充孝氏(自民) 22,404票

<<次点:舟坂誓生氏(自民) 16,595票>>

有権者数:376,091人、投票者数:150,489人、有効投票数:147,015票)

 

江戸川区

竹平智春氏(公明) 43,077票

田之上郁子氏(都ファ) 40,061票

上田令子氏(無所属) 27,509.447票

宇田川聡史氏(自民) 24,960票

原純子氏(共産) 24,827票

<<次点:大西洋平氏(自民) 24,584票>>

有権者数:552,447人、投票者数:219045人、有効投票数:215,631票)

 

江戸川区も、明暗を分けたのはわずか243票差でした。

 

八王子市:

東村邦浩氏(公明) 45,053票

青柳有希子氏(共産) 28,490票

西山賢氏(自民) 26,004票

伊藤祥広氏(自民) 23,132票

須山卓知氏(立民) 21,786票

<<次点:両角穣氏(都ファ) 20,937票>>

有権者数:467,264人、投票者数:200,629人、有効投票数:197,580票)

 

八王子市では、849票の差で明暗が分かれました。

 

立川市

酒井大史氏(立民) 20,633票

清水孝治氏(自民)20,470票

<<次点:石飛香織氏(都ファ) 14,619票>>

有権者数:152529人、投票者数:56,799人、有効投票数:55,722票)

 

武蔵野市

五十嵐衣里氏(立民) 26,878票

<<次点:鈴木邦和氏(都ファ) 14,751票>>

有権者数:122,844人、投票者数:58,494人、有効投票数:57,564票)

 

三鷹市

中村洋氏(立民) 28,112.899票

山田浩史氏(都ファ) 20,162.100票

<<次点:加藤浩司(自民) 17,335票>>

有権者数:157,096人、投票者数:66,827人、有効投票数:65,610票)

 

青梅市

森村隆行氏(都ファ) 26,344票

<<次点:山崎勝氏(自民) 16,045票>>

有権者数:112,223人、投票者数:43,742人、有効投票数:42,389票)

 

府中市

小山有彦氏(無所属) 41,037票

鈴木錦治氏(自民) 23,335票

<<次点:柄澤地平氏(共産) 15,329票>>

有権者数:213,225人、投票者数:81,476人、有効投票数:79,701票)

 

昭島市

内山真吾氏(都ファ) 16,078票

<<次点:安保満氏(自民) 12,158票>>

有権者数:93,486人、投票者数:35,692人、有効投票数:35,056票)

 

町田市:

小磯善彦氏(公明) 27,006票

藤井晃氏(都ファ) 25,951票

星大輔氏(自民) 21,445票

池川友一氏(共産) 20,298票

<<次点:鈴木烈氏(立民) 17,000票>>

有権者数:354,276人、投票者数:158,096人、有効投票数:155845票)

 

小金井市

漢人明子氏(無所属) 18,789票

<<次点:広瀬真木氏(自民) 14,097票>>

有権者数:102,093人、投票者数:42,128人、有効投票数:41,388票)

 

小平市

竹井庸子氏(立民)

磯山亮氏(自民)

(無投票当選)

 

日野市:

菅原直志氏(都ファ) 21,819票

清水登志子氏(共産) 20,520票

<<次点:西野正人氏(自民) 18,458票>>

有権者数:154,508人、投票者数:62,036人、有効投票数:60,797票)

 

西東京市

濱中義豊氏(自民) 21,160票

桐山ひとみ氏(都ファ) 18,580票

<<次点:石毛茂氏(立民) 16,751票>>

有権者数:169,879人、投票者数:68,007人、有効投票数:67,025票)

 

西多摩:

清水康子氏(都ファ) 27,748票

田村利光氏(自民) 26,507票

<<次点:宮崎太朗氏(立民) 15,077票>>

有権者数:205,078人、投票者数:73,388人、有効投票数:72,013票)

福生市有権者数:46,079人、投票者数:16,549人、有効投票数:16,215票)

羽村市有権者数:45,068人、投票者数:15,692人、有効投票数:15,396票)

あきる野市有権者数:66,839人、投票者数:23,649人、有効投票数:23,199票)

(瑞穂町・有権者数:27,124人、投票者数:8,471人、有効投票数:8,309票)

(日の出町・有権者数:13,628人、投票者数:5,599人、有効投票数:5,522票)

檜原村有権者数:1,913人、投票者数:1,086人、有効投票数:1,073票)

奥多摩町有権者数:4,427人、投票者数:2,342人、有効投票数:2,299票)

 

南多摩

石川良一氏(都ファ) 29,233票

小磯明氏(自民) 24,823票

<<次点:斉藤礼伊奈氏(立民) 20,753票>>

有権者数:198,888人、投票者数:87,437人、有効投票数:86,142票)

(多摩市・有権者数:124,406人、投票者数:54,401人、有効投票数:53,564票)

稲城市有権者数:74,482人、投票者数:33,036人、有効投票数:32,578票)

 

北多摩第一:

谷村孝彦氏(公明) 29,386票

尾崎あや子氏(共産) 20,807票

関野杜成氏(都ファ) 19,994票

<<次点:北久保眞道氏(自民) 19,564票>>

有権者数:254,911人、投票者数:106,985人、有効投票数:105,136票)

東村山市有権者数:126,024人、投票者数:54,423人、有効投票数:53,421票)

東大和市有権者数:70,691人、投票者数:30,371人、有効投票数:29,887票)

武蔵村山市有権者数:58,196人、投票者数:22191人、有効投票数:21,828票)

 

ここでは、明暗を分けたのは430票の差でした。

 

北多摩第二:

岩永康代氏(生活) 25,578票

本橋巧氏(自民) 24,037票

<<次点:岡本光樹氏(都ファ) 16,695票>>

有権者数:168,806人、投票者数:75,703人、有効投票数:73,999票)

国分寺市有権者数:105,087人、投票者数:49,858人、有効投票数:48,653票)

国立市有権者数:63,719人、投票者数:25,845人、有効投票数:25,346票)

 

北多摩第三:

尾崎大介氏(都ファ) 31,103票

林明裕氏(自民) 24,060票

中嶋義雄氏(公明) 21,872票

<<次点:田中智子氏(共産) 21,518票>>

有権者数:266,201人、投票者数:120,809人、有効投票数:118,622票)

調布市有権者数:196,635人、投票者数:87,850人、有効投票数:86,265票)

(狛江市・有権者数:69,566人、投票者数:32,959人、有効投票数:32,357票)

 

ここでも、354票の差で明暗が分かれました。

 

北多摩第四:

原紀子氏(共産) 21,939票

渋谷信之氏(自民) 21,202票

<<次点:細谷祥子氏(都ファ) 19,893票>>

有権者数:159,471人、投票者数:64,255人、有効投票数:63,034票)

清瀬市有権者数:62,226人、投票者数:26,729人、有効投票数:26,218票)

東久留米市有権者数:97,245人、投票者数:37,526人、有効投票数:35,816票)

 

 

島部:

三宅正彦氏(自民) 8,907票

<<次回:梅木健司氏(共産) 1,970票>>

有権者数:20,691人、投票者数:11,263人、有効投票数:10,877票)

 

 

3.政党別得票数

東京都選挙管理委員会のサイトには、党派別の得票数、得票率も掲載されています。

(小数点以下は按分票)

 

自由民主党  33議席  1,192,796.997票(25.69%)

都民ファーストの会  31議席  1,034,788.100(22.28%)

公明党  23議席  630,810票(13.58%)

日本共産党  19議席  630,158.624票(13.57%)

立憲民主党  15議席  573,086.899票(12.34%)

日本維新の会  1議席  165,850.552票(3.57%)

東京・生活者ネットワーク  1議席  61,070.580票(1.32%)

れいわ新選組  0議席  37,299票(0.80%)

国民民主党  0議席  31,101.419票(0.67%)

その他の党派  0議席  50,816票(1.09%)

無所属  4議席  235,888.822票(5.08%)

 

ちなみに、立憲民主党日本共産党の得票数を足し合わせると、1,203,245.523票となります。

 

 

都民ファーストの会から出て当選した木下富美子氏(板橋区)には、選挙期間中に無免許運転で事故を起こしたニュースが報道されていて、去就が注目されています。

また、同じく都民ファーストの会から出てトップ当選した伊藤悠氏(目黒区)には、選挙中に有料ネット広告を配信したとして、公職選挙法違反の疑いが指摘されています。

 

 

選挙の結果とか、選挙管理委員会の発表とかは、細分化されて表示されたり、細かい数字がずらりと並んだ一覧表だったり、細部を見ると全体が見えなかったり、うんざりするほどの数字が並んでいたばかりで、どうにも読み解くのが大変です。

 

なので、とりあえず自分で「ざっと眺め」られるよう、自分の気になる数字だけをピックアップして、並べてみました。

 

自分なりのまとめですが、もしも誰かの役に立てるなら、とここに置いときます。

東京都議会議員選挙

東京都議会議員選挙。
夕方くらいに投票してきましたが、投票所は静かで、貼り出されていた投票数の数字も、少し盛り上がりに欠けているようでした。

今回の選挙でも、投票行動を呼びかける文章をどこかに上げようと思ってましたが、時間が作れないまま投票日を迎えてしまいました。モチベーションが落ちている、という訳ではないと思っているのですが、「選挙期間が、短すぎるのでは」とも思っています。

都民の方々は、6月25日から昨日までの選挙期間の中で、どれだけ候補者の声を聞き、選択の材料を得られたでしょうか。
今回の選挙、選挙期間が短く感じたのですが、それは自分だけの感触でしょうか?

選挙というのが、民主主義を支える「代議員」を選ぶ制度であるなら、選挙制度は「主権者に選挙の情報を、選択の判断ができるほどに、十分に与える」制度になっていなくてはならないのでは、と思ったりします。

その意味では、候補者の主張、公約を有権者に、判断できる情報として伝えることが必要だと思うし、有権者が、候補者を比較検討できる情報を十分に得ることが必要ではないか、と思う。

選挙の期間ごとに、投票日を迎えるたびに思うのだが、選挙区ごとに、候補者の主張を集中して聞ける「立会演説会」を、最低一回は義務付けるような、選挙制度改正も必要なのではないか、と感じたりする。

現状を見て、与党議員の議論下手というか、議論、討論のできなさっぷりは目を覆うばかりの悲惨で、「なんでこの人が、国政の決断を下す役職にいるのか」と思うことばかりである。議論を逃げているのか、議論自体ができないのか。

選挙中に、候補者同士の「立会演説会」は、必ず一回以上開催することを義務付ける改正を、公職選挙法に入れて欲しい、と思う。そうすると、「議論ができない」候補者はすぐにわかる。ぜひ、求めたいが。

ただ、この改正は、議員自身に返ってくるので、議論ができない国会議員は反対するだろうなあ。(笑)

 

新年のご挨拶を。前記事の追記と共にw

あけまして おめでとうございます。

息も絶え絶え(笑)ですが、どうにかこうにか、今年も続けていきたいと考えています。
文章を書き綴っていると、文章を追いかけながら頭の中があっちへこっちへ飛び回ってしまい、どうも散漫になってしまうので、なかなか筆無精から抜け出せないのですが。


先日、年末に公開したブログに、Twitterでツッコミを受けてしまいまして。
岡江久美子さんが入ってないぞ」「古井由吉さんも入ってない」と。

慌てて確認してみると、すっかり抜け落ちてまして。このお二方、やはり自分にとっても残しておきたい名前なので、前のブログに以下の2行を追記として加えておきます。


追記分:
2月18日、古井由吉さん。
4月23日、岡江久美子さん。

以上、お二方を追記しました。

と、前年の記事の訂正・追記から始まる2021年。年の初めからこんな感じで、すみません(笑)。
今年も、ゆるゆるとお付き合いいただければ。

2020年に亡くなった方々

今年も、何とか公開することができました。例年と同じく、訃報記事の中から、気になった方々を、個人的な興味でピックアップしてあります。

 知っている人、知らなかった人、自分にもそれぞれあります。

今年も、それぞれの方に、哀悼の意を表しつつ。

 

2019年12月

27日、神田時枝さん、女優、100歳。

30日、ハリー・クプファーさん、ドイツのオペラ演出家、84歳。

 

2020年1月

1日、桂伸乃介さん、落語家、66歳。

2日、上原正三さん、脚本家、82歳。

    ウルトラマンシリーズをはじめとする特撮作品やアニメ作品などの脚本を多く手がけた。

4日、広谷順子さん、歌手・作曲家。

4日、今宮純さん、F1解説者、70歳。

4日、ジョルジュ・デュブッフさん、ワイン醸造家、86歳。

    新酒ボージョレ・ヌーボーを日本を含めた世界に広めることにも貢献、「ボージョレの帝王」と呼ばれた。

7日、ニール・パートさん、ラッシュのドラマー、67歳。

8日、大野慶人(おおの・よしと)さん、舞踏家、81歳。

8日、バック・ヘンリーさん、米脚本家、89歳。映画「卒業」などで知られる。

9日、ビル・レイさん、米写真家、83歳。

9日公表、山口祐司さん、アニメ監督、享年不詳。「Fate/stay night」など。

12日、小林みどりさん、俳優、歌手・小林旭さんの妻、84歳。

    1967年に結婚して引退するまで、青山京子の名で女優として活躍した。

13日、坪内祐三さん、評論家、61歳。

15日、太田敏郎(おおた・としろう)さん、ノーリツの名誉会長で創業者、92歳。

    「ルミナリエおじさん」とも呼ばれ、親しまれていた。

16日、ブルーノ・ガンツさん、スイス俳優、77歳。

18日、宍戸錠さん、俳優、86歳。

19日、原知佐子さん、女優、84歳。

19日、重光武雄さん、ロッテグループの創業者、98歳。

19日、奈良原一高(ならはら・いっこう)さん、写真家、88歳。

21日、テリー・ジョーンズさん、作家・コメディアン、77歳。

    イギリスで国民的人気のコメディ・グループ「モンティ・パイソン」の1人。

22日、中村龍史(なかむらりょうじ)さん、俳優・演出家・振付師、68歳。

26日、児玉庸策(こだま・ようさく)さん、演出家、82歳。

27日、ジェイソン・ポラン(Jason Polan)さん、アーティスト、37歳。

    ニューヨーカーのスケッチで有名。

28日、大坪草次郎さん、映像ディレクター、54歳。

29日、梓みちよさん、歌手、76歳。

30日、藤田宜永(ふじた・よしなが)さん、作家、69歳。

31日、内田勝正(うちだ・かつまさ)さん、俳優、75歳。

31日、高石太(たかいし・ふとし)さん、元吉本新喜劇副座長、71歳。

31日、メアリ・ヒギンズ・クラーク(Mary Higgins Clark)さん、米国の作家、92歳。

    「サスペンスの女王」との異名を取った。

2月

1日、ピーター・ゼルキンさん、米国人ピアニスト、72歳。

5日、佐野康之さん、声優、49歳。

5日、カーク・ダグラスさん、米俳優、103歳。

6日、北村三郎さん、沖縄芝居役者、82歳。

8日、小林直樹(こばやし・なおき)さん、憲法学者・東京大名誉教授、98歳。

9日、吉田一彦さん、歌手、84歳。コーラスグループ「デューク・エイセス」のセカンドテナー。

11日、野村克也さん、プロ野球監督、84歳。

13日、城戸崎愛さん、料理研究家、94歳。

13日、坂口芳貞(さかぐち・よしさだ)さん、俳優、80歳。

17日、アンドリュー・ウェザオールさん、イギリスのDJ・プロデューサー、56歳。

17日、ラリー・テスラーさん、コンピューター科学者、74歳。

    「カット」「コピー」「ペースト」を生み出した。

18日、古井由吉(ふるい・よしきち)さん、作家、82歳。

18日、坂上順(さかがみ・すなお)さん、映画プロデューサー、79歳。

21日、勝田久さん、声優、92歳。

22日、岸野一彦さん、俳優、86歳。

24日、筒井伸輔さん、画家、51歳。

24日、クライブ・カッスラーさん、米作家、88歳。

26日、安田正利さん、俳優、87歳。

28日、フリーマン・ダイソンさん、米プリンストン高等研究所名誉教授、96歳。

28日、加茂克也さん、ヘアメイクアップアーティスト、54歳。

 

3月

1日、仙元誠三さん、撮影監督、81歳。

3日、勝目梓(かつめ・あずさ)さん、作家、87歳。

3日、別役実さん、劇作家、82歳。

6日、マッコイ・タイナー(McCoy Tyner)さん、ジャズピアノの巨匠、81歳。

8日、マックス・フォン・シドーさん、スウェーデン俳優、90歳。

9日、眞帆志ぶき(まほ・しぶき)さん、元宝塚歌劇団男役トップスター、87歳だった。

14日、仲西環(なかにし・たまき)さん、声優、44歳。

15日、クリス・リードさん、スケート選手、30歳。

    フィギュアスケートアイスダンスで、日本代表としてオリンピックに3大会連続で出場。

17日、手島悠介さん、児童文学作家、85歳。

20日ケニー・ロジャースさん、米カントリー歌手、81歳。

21日、宮城まり子さん、歌手・俳優、93歳。

   日本で最初のからだの不自由な子どもたちのための養護施設「ねむの木学園」を設立。

21日、増岡弘さん、声優・ナレーター、83歳。

24日、テレンス・マクナリーさん、ミュージカルの脚本家、81歳。

24日、ビル・リーフリンさん、キング・クリムゾンのドラマー/キーボード奏者、59歳。

29日、志村けんさん、タレント、70歳。

29日、クシシュトフ・ペンデレツキさん、ポーランドの音楽家、86歳。

    「広島の犠牲者に捧げる哀歌」の作曲など。

30日、加門亮さん、演歌歌手、61歳。

31日、佐々部清さん、映画監督、62歳。

31日、アンドリュー・ジャックさん、英俳優、76歳。

31日、ビル・ウィザースさん、ソウル歌手、81歳。

 

4月

1日、エリス・マルサリスさん、ジャズピアニスト、85歳。

1日、アダム・シュレシンジャーさん、「ファウンテンズ・オブ・ウェイン」の創立メンバーの1人、52歳。

2日、セルジオ・ロッシさん、イタリアの著名な靴デザイナー、84歳。

3日、C.W.ニコルさん、イギリス出身の作家、79歳。

3日、秋山祐徳太子(あきやま・ゆうとくたいし)さん、現代美術家、85歳。

10日、大林宣彦さん、映画監督、82歳。

12日、藤原啓治さん、声優、55歳。

13日、相原誠さん、ドラマー、69歳。

    ロックバンド、キャロルやダウン・タウン・ブギウギ・バンドなどで活躍。

15日、アレン・ダビオーさん、撮影監督、77歳。

    「E.T.」「太陽の帝国」「カラーパープル」など。

19日、皆川達夫(みながわ・たつお)さん、西洋音楽史学者、92歳。

    NHK-FMバロック音楽のたのしみ」(1965~85年度)「音楽の泉」(88~2020年)と長年にわたって西洋古楽クラシック音楽の普及に貢献。

20日志賀廣太郎さん、俳優、71歳。

21日、フローリアン・シュナイダーさん、「クラフトワーク」共同創設者、73歳。

23日、岡江久美子さん、俳優、63歳。

26日、鷹西雅裕(たかにし・まさひろ)さん、俳優、82歳。

27日、大原れいこさん、テレビプロデューサー、84歳。

28日、金内喜久夫さん、文学座俳優、87歳。

30日、善竹富太郎(ぜんちく・とみたろう)さん、大蔵流狂言師、40歳。

30日、トニー・アレンさん、ナイジェリア出身の伝説的ドラマー、79歳。

 

5月

1日、木藤聡子さん、声優、58歳。

2日、高木椋太さん、シャンソン歌手、58歳。

2日、野間美由紀さん、漫画家、59歳。

3日、デイヴ・グリーンフィールドさん、ザ・ストラングラーズのキーボード・プレイヤー、71歳。

9日、リトル・リチャードさん、米歌手、87歳。

11日、ジェリー・スティラーさん、米の伝説的コメディアン、92歳。

12日、浅野孝已さん、ギタリスト、68歳。

    「ゴダイゴ」でギタリストとして活躍。

12日、ジョージ秋山さん、漫画家、77歳。

    「銭ゲバ」、「浮浪雲」などの作品で知られる。

13日、井波律子(いなみ・りつこ)さん、中国文学者・国際日本文化研究センター名誉教授、76歳。

13日、勝武士(しょうぶし)さん、三段目力士、28歳。

13日、アストリッド・キルヒャーさん、ドイツ人写真家、81歳だった。

    無名時代のビートルズの白黒写真をドイツで撮り、髪型から服装までそのスタイルに大きな影響を与えた。

15日、川口敦典(かわぐち・あつのり)さん、漫才師、36歳。漫才コンビてんしとあくま」。

15日、フレッド・ウィラードさん、米俳優・コメディアン、86歳。

16日、鏡味健二郎(かがみ・けんじろう)さん、太神楽師、85歳。「キャンデーブラザース」。

17日、吹原幸太(ふきはら こうた)さん、ポップンマッシュルームチキン野郎主宰、37歳。

17日、戸井田園子さん、家電コーディネーター、57歳。

18日、関頑亭(せき・がんてい)さん=彫刻家去、101歳。

21日、菊畑茂久馬(きくはた・もくま)さん、前衛美術家、85歳。

22日、デニース・クローネンバーグさん、衣装デザイナー、デビッド・クローネンバーグの姉、81歳。

23日、伊藤達文さん、アニメーション監督、55歳。

    『戦姫絶唱シンフォギア』第1期など。

23日、木村花さん、女子プロレスラー、22歳。

24日、野村岳也(のむら・がくや)さん、映画監督、87歳。

    「イザイホウ」など沖縄関連の記録映画を多く手掛けた。

25日、高瀬将嗣(たかせ・まさつぐ)さん、アクション監督・殺陣師、63歳。

26日、崔書勉(チェソミョン)さん、国際韓国研究院の院長、92歳。

27日、野村清宝(せいほう)さん、彫刻師、85歳。

    「現代の名工」で井波彫刻協同組合の元理事長、井波彫刻を見せることに尽力した。

27日、ラリー・クレイマーさん、アメリカの劇作家。84歳。

    正体不明の病とされたエイズの脅威を訴え続け、舞台作品「ノーマル・ハート」で患者に対する偏見を描いた。

30日、蒲池愛さん、作曲家・ピアニスト、48歳。音楽ユニット「ANANT-GARDE EYES」。

31日、クリストさん、ブルガリア出身の現代美術家、84歳。

    歴史的建造物などを布やプラスチックで覆うアートで有名。

31日、岡村春彦(おかむら・はるひこ)さん、演出家・俳優、85歳。

    故米倉斉加年さんらと劇団青年芸術劇場を立ち上げ、「森は生きている」などの演出を手掛けた。

 

6月

2日、谷新(たに・あらた)さん、美術評論家、73歳。

4日、ルパート・ハインさん、音楽プロデューサー、72歳。

5日、川崎富作(かわさき・とみさく)さん、小児科医、95歳。

    原因不明の子どもの病気「川崎病」を発見した。

7日、田畑精一(たばた・せいいち)さん、絵本作家、89歳。

    「おしいれのぼうけん」などで知られる。

9日、ポール・チャップマンが、元UFOのギタリスト、66歳。

10日、ハンス・メツガーさん、ポルシェのエンジニア、90歳。

    「メツガー・エンジン」とも呼ばれる901の空冷エンジンを手がけた。 

11日、服部克久さん、作曲家・編曲家、83歳。

12日、日比啓子(ひび・けいこ)さん、ソプラノ歌手、71歳。

14日、加藤茂雄(かとう・しげお)さん、俳優、94歳。 

14日発見、スシャント・シン・ラージプートさん、インドの人気俳優、34歳だった。

    インド・ムンバイを中心とする映画界「ボリウッド」の人気俳優。

16日、足立“YOU”祐二さん、DEAD ENDのギタリスト、56歳。 

16日、五島勉(ごとう・べん)さん、作家、90歳。

18日、當間一郎(とうま・いちろう)さん、沖縄芸能研究者、81歳。

18日、ヴェラ・リンさん、英歌手、103歳。

    第二次世界大戦中の1940年代に国民的応援歌「We will meet again」を歌った。

19日、イアン・ホルムさん、イギリスのベテラン俳優、88歳。

    『ロード・オブ・ザ・リング』や『エイリアン』など。

19日、トレイ・サヴェージさん、ラッパー、26歳。運転中に首と肩に銃弾を受けて死亡。

20日柳家三寿(やなぎや・さんじゅ)さん、落語家、74歳。

22日、ジョエル・シューマカーさん、映画監督・脚本家、80歳。

25日、ヒューイさん、米ミズーリ州出身のラッパー、31歳だった。自宅の前で銃撃に遭い死去。

26日、ミルトン・グレイザーさん、米グラフィックデザイナー、91歳。

    「︎I ♥︎NY」をデザイン

28日、ウィリー沖山(おきやま)さん、歌手、87歳。“キング・オブ・ヨーデル”として一世を風靡。

29日、カール・ライナーさん、映画監督・俳優、98歳。

    映画『オー!ゴッド』『天国から落ちた男』などでメガホンを取り、『オーシャンズ』シリーズでは俳優として往年の天才詐欺師を演じた。

29日、ジョニー・マンデルさん、作曲・編曲家、94歳。

  「シャドー・オブ・ユア・スマイル」「エミリー」などの作曲などで知られる。

30日、もりしげさん、漫画家、享年不詳。『花右京メイド隊』など。 

 

7月

1日、与座ともつねさん、劇団与座座長、83歳。

1日、久世建二(くぜけんじ)さん、金沢美術工芸大の元学長・陶造形家、74歳。

2日、桑田二郎さん、漫画家、85歳。

    人気ヒーロー漫画「8マン」や「月光仮面」、「まぼろし探偵」など。

2日、青野暉(あおの・あきら)さん、テレビ映画監督、89歳。

3日、アール・キャメロンさん、俳優、102歳。“イギリスで最初のブラックフィルムスター”

3日、サロージ・カーンさん、インドの振付師、71歳。

5日、ニック・コルデロさん、ブロードウェイ俳優、41歳。

5日、エンニオ・モリコーネさん、作曲家、91歳。映画音楽の巨匠として知られる。

6日、安田裕美(やすだ・ひろみ)さん、ギタリスト、72歳。

6日、鈴木常吉さん、ミュージシャン、65歳。

6日、チャーリー・ダニルエズさん、歌手、83歳。カントリー界の大御所。

8日、永田峰雄さん、テノール歌手、66歳。

10日、上村豊(うえむら・ゆたか)さん、琉球大学教育学部准教授(美術教育専攻)、54歳。

11日、豆田将(まめだ すすむ、別名:衣笠道雄)さん、作曲家、享年不明。

12日、松尾良彦さん、初代フェアレディZ誕生に欠かせないキーパーソン、86歳。

    デザイン・商品企画を担当。

13日、久木綾子さん、作家、100歳。

16日、森崎東さん、映画監督、92歳。

18日、三浦春馬さん、俳優、30歳。

20日、ビクトル・チジコフさん、ロシアのイラストレーター、84歳。

    モスクワ五輪のマスコットキャラクター「ミーシャ」をデザインしたイラストレーター。

21日、山本寛斎さん、国際的なファッションデザイナー、76歳。

21日、弘田三枝子さん、歌手、73歳。

21日、戸田ツトムさん、グラフィックデザイナー、69歳。

21日、坪山豊さん、奄美島唄の第一人者、89歳。

23日、セルジオ・リカルドさん、歌手・作曲家、88歳。

    ボサノバや映画のシネマ・ノーヴォに貢献したことで知られる

25日発表、ピーター・グリーンさん、英ギタリスト、73歳。

30日、外山滋比古さん、英文学者、96歳。

31日、岡康道(おか・やすみち)さん、クリエイティブディレクター・CMプランナー、63歳。

31日、サー・アラン・パーカーさん、英映画監督、76歳。

7月死去、河原崎次郎さん、俳優、79歳。

 

8月

2日、坂川栄治さん、装丁家、68歳。

2日、轟二郎さん、タレント、65歳。

2日、立石涼子さん、女優、68歳。

2日、レオン・フライシャーさん、米ピアニスト・指揮者、92歳。

3日、濱野彰親(はまの・あきちか)さん、挿絵画家、94歳。

4日、明智抄(あけち・しょう)さん、漫画家、60歳。

4日、フランシス・E・アレンさん、女性計算機科学者、88歳。

    コンパイラ最適化の第一人者として知られる。

4日、トニー・コスタンザさん、マシーン・ヘッドのオリジナル・ドラマー、52歳。

5日、ピート・ハミルさん、米作家・ジャーナリスト、85歳。

6日、赤木洋勝さん、水銀分析の権威、78歳

    それまでの方法より早く正確にメチル水銀を測定できる分析方法を確立し、「赤木法」として国際的に高い評価を受け現在も使われている。

10日、渡哲也さん、俳優、78歳。

11日、須藤甚一郎さん、芸能リポーター、81歳。

11日、宅八郎さん、おたく評論家、57歳。

13日、桂千穂(かつら・ちほ)さん、脚本家、映画評論家、90歳。

14日、宮内淳(みやうち・じゅん)さん、俳優、70歳。

18日、ベン・クロスさん、英国の俳優、72歳。

18日、ジャック・シャーマンさん、ギタリスト、64歳。

19日、山崎正和さん、劇作家・評論家、86歳。

19日、恵口公生さん、漫画家、23歳。

    講談社月刊少年マガジン』で『キミオアライブ』を連載。

20日豊竹嶋太夫(とよたけ・しまたゆう)さん、人形浄瑠璃文楽太夫人間国宝、88歳。

22日、内海桂子さん、漫才コンビ内海桂子・好江」、97歳。

25日、梅野泰靖(うめの・やすきよ)さん、俳優・劇団民芸所属、87歳。

26日、濱崎麻莉亜さん、タレント、23歳。

    恋愛リアリティーショー「いきなりマリッジ」シーズン4に出演。

26日、オリヴィア・デ・ハヴィランドさん、女優、104歳。

27日、三上祐三(みかみ・ゆうぞう)さん、建築家、89歳。

    東急文化村オーチャードホールなどの設計を手がけた。

28日、チャドウィック・ボーズマンさん、俳優、43歳。

    大ヒット映画「ブラックパンサー」の主演など。

28日、岸部四郎さん、俳優・タレント、71歳。

28日、階戸瑠李(しなと・るり)さん、女優、31歳。

 

9月

1日、エリック・モリロ(Erick Morillo)さん、ニューヨーク・ハウス界の重鎮DJ、49歳。 

1日、イアン・ミッチェル(Ian Mitchell)さん、ベイ・シティ・ローラーズの元メンバー、62歳。

2日、深川秀夫さん、バレエダンサー・振付家、73歳。

2日、デビッド・グレーバーさん、人類学者、59歳。 

   「負債論 貨幣と暴力の5000年」「ブルシット・ジョブ クソどうでもいい仕事の理論」など。

5日、厳詠能(げんえいのう)さん、台湾の歌手、50歳。

5日、イジー・メンツェルさん、チェコの映画監督、82歳。

9日、ジョージ・ビゾスさん、南アフリカの弁護士、92歳。

10日、デイム・ダイアナ・リグさん、イギリスの女優、82歳。

12日、テレンス・コンランさん、英家具デザイナー、88歳。

14日発見、芦名星(あしな・せい)さん、女優、36歳。

18日、パメラ・ハッチンソンさん、米国の人気トリオ「エモーションズ」、61歳。

19日、斎藤洋介さん、俳優、69歳。

19日、守屋浩(もりや・ひろし)さん、歌手、81歳。

20日藤木孝さん、俳優、80歳。

21日、マイケル・ロンズデールさん、フランス出身の俳優、89歳。

22日、田中圭子さん、赤ブーブー通信社を創設、77歳。

23日、ジュリエット・グレコ(Juliette Greco)さん、フランスの大物歌手、93歳。

23日、ピエール・トロワグロさん、フランス料理シェフ、92歳。

24日、尾上菊十郎さん、歌舞伎俳優、88歳。

24日、竹山実さん、建築家、86歳。

    東京・渋谷の「SHIBUYA109」ビルや東京港の晴海客船ターミナルなど。

25日、野崎健輔(のざき・けんすけ)さん、記録映像作家、88歳。

26日、かぜ耕士さん、放送作家・作詞家、76歳。

26日、ルイズルイス加部さん、「ザ・ゴールデン・カップス」のベーシスト兼ギタリスト、71歳。

26日、花柳寿応(はなやぎ・じゅおう)さん、日本舞踊家花柳流の四世家元、89歳。

27日、竹内結子さん、女優、40歳。

27日、富田耕生さん、声優、84歳。

28日、関根拓さん、パリで活躍する著名日本人シェフ、39歳。

29日、レツゴー正児さん、漫才トリオレツゴー三匹のリーダー・タレント、80歳。

29日、ヘレン・レディさん、オーストラリア出身の歌手、78歳。

 

10月

4日、高田賢三さん、服飾デザイナー、81歳。

4日、小林信吾さん、キーボーディスト・音楽プロデューサー、62歳。

6日、まつもと泉さん、漫画家、61歳。

6日、エディ・ヴァン・ヘイレンさん、「ヴァン・ヘイレン」のギタリスト、65歳。

6日、ジョニー・ナッシュ(Johnny Nash)さん、米国のシンガー・ソングライター、80歳。

7日、筒美京平さん、作曲家、80歳。

8日、井出孫六(いで・まごろく)さん、作家、89歳。

11日、小泉まち子さん、新派俳優、84歳。

13日、小野かおるさん、絵本作家、90歳。

13日、コンチャータ・フェレルさんが米女優、77歳。

15日、ゴードン・ハスケルさん、シンガー・ソングライター、74歳。

17日、近藤等則さん、トランペット奏者、71歳。

17日、ジェームズ・レッドフォードさん、映画監督・環境活動家、58歳。

18日、津野米咲さん、女性ロックバンド「赤い公園」、29歳。

19日、スペンサー・デイヴィスさん、英ミュージシャン、81歳。

20日、芦沢俊郎(あしざわ・としろう)さん、脚本家、90歳。

20日死去、ジェームズ・ランディさん、カナダ出身のマジシャン、92歳。

20日片岡知子さん、音楽家、51歳。

27日、手塚幸紀(てづか・ゆきのり)さん、指揮者、80歳。

27日、大城立裕さん、沖縄県出身の作家、95歳。

28日、竹柴源一さん、歌舞伎狂言作者、67歳。

29日、アレクサンドル・ヴェデルニコフさん、ロシアの指揮者、56歳。

29日、佐江衆一(さえ・しゅういち)さん、作家、86歳。

31日、サー・ショーン・コネリーさん、英スコットランド出身の俳優、90歳。

31日、チャールズ・ゴードンさん、映画プロデューサー、73歳。

 

11月

4日、ケン・ヘンズレー(Ken Hensley)さん、キーボード奏者・ソングライター、75歳。

8日、アレックス・トレベックさん、アメリカの長寿クイズ番組司会者、80歳。

12日、小柴昌俊さん、物理学者・ノーベル物理学賞、94歳。

12日、坂田藤十郎さん、歌舞伎俳優・人間国宝、88歳。

13日、窪寺昭さん、俳優、43歳。

15日、よのひかりさん、声優・ナレーター、46歳。

20日織田正吉さん、放送演芸作家、88歳。

20日矢口高雄さん、漫画家、81歳。

23日、小林泰三(こばやし・やすみ)さん、作家、58歳。

25日、ディエゴ・マラドーナさん、サッカー元アルゼンチン代表、60歳。

27日、一峰大二(かずみね・だいじ)さん、漫画家、84歳。

28日、デヴィッド・プラウズ(David Prowse)さん、ダース・ベイダーを演じた英俳優、85歳。

30日、池田龍雄さん、前衛画家、92歳。

 

12月

1日、金城茉奈(きんじょう・まな)さん、女優、25歳。

2日、ヒュー・キース・バーンさん、俳優、73歳。

3日、花村えい子さん、漫画家、91歳。少女漫画界の草分け的な存在。

3日、一龍斎貞水(いちりゅうさい・ていすい)さん、講談師、81歳。講談界初の人間国宝

4日、井戸川絹子さん、旧姓:谷田絹子さん、81歳。

    1964年の東京オリンピックのバレーボール女子で金メダルを獲得し、「東洋の魔女」と呼ばれた日本代表のエース。

4日、佐久田脩(さくた・おさむ)さん、声優・俳優、62歳。

11日、キム・ギドクさん、韓国の映画監督、59歳。

12日、ジョン・ル・カレさん、英作家、89歳。

12日、西川右近さん、日本舞踊西川流総師、81歳。

13日、浅香光代さん、俳優、92歳。

13日、小谷承靖(こたに・つぐのぶ)さん、映画監督、84歳。

15日、猪俣伊治郎(いのまた・いちろう)さん、皮革工芸作家、87歳。

16日、出口典雄(でぐち・のりお)さん、演出家、80歳。

17日、林家こん平さん、落語家、77歳。

17日、堅田喜三久(かただ・きさく)さん、長唄鳴物の人間国宝、85歳。

17日、ジェレミー・ブロックさん、英国俳優、75歳。

20日中村泰士さん、作曲家、81歳。

21日、今井ゆうぞうさん、俳優、43歳。

    NHK「おかあさんといっしょ」の10代目「うたのおにいさん」で知られる。

22日、並木伸一さん、声優、50歳。

22日、クロード・ブラッスールさん、フランスの俳優、84歳。

22日、ステラ・テナントさん、モデル、50歳。

23日、なかにし礼さん、作詞家・直木賞作家、82歳。

24日、イブリー・ギトリスさん、イスラエル出身の世界的なバイオリニスト、98歳。

    東日本大震災の被災地と交流を続けるなど親日家としても知られた。

29日、ピエール・カルダン、ファッションデザイナー、98歳。“モード界の革命児” 

 

今年は、新型コロナで亡くなった方々もいらっしゃいます。銃で亡くなった方も、自殺で亡くなった方も。

いずれにしても、死者の魂が安からんことを、と祈りつつ。

 

合掌。

 

※追記:

以下のお二方を、追加しました。(2021年1月3日)

2月18日、古井由吉(ふるい・よしきち)さん、作家、82歳。

4月23日、岡江久美子さん、俳優、63歳。

 

 

民主主義と国家運営を、ぼんやりと考える

ぼんやりと考える。

 

国のありようとは、どういうものなのか。その、「国のありよう」を整えるために、為政者がなすべきこととは何なのか。

 

はっきり言うと、今のこの国は「政治言説の貧しい」国になっているように感じる。

「問題には当たらない」「ご指摘は当たらない」といった「議論拒否」言説が蔓延し、公開の意見表明の場であるはずの「会見」を拒否し、国民に堂々と見せられない「グループミーティング」でお茶を濁そうとする為政者は、「本当にこの国を代表している為政者」なのだろうか?

 

そして「民主主義国家」とは、どういう国家を指すのか。その定義に照らして、現状の日本は、「民主主義国家」と呼べるのか。

 

国家の運営方針、行政施策は、国民が選んだ代議士が出席する「国会」で議論をし、そこで得られた判断が「内閣」の行政に委ねられ、最終的には憲法前文にあるように「その福利は国民がこれを享受する」。

 

この手続きが、定められた法律によって、国民への透明性によって為されているかどうか、それをチェックし、不備を指摘し、成果を評価するのは、主権者=国民の責務では、あるのだろうと思う。

 

しかし、ここで主権者である国民が見るのは、「一億人の国家を運営する国会と内閣」である。ちょっと考えても、一億人が同じ意見を持つとは、かなり特殊な議題以外は考えにくい。

だが、その意見の違いを乗り越え、大多数が納得するような政策を考えるのが、政治家の仕事なのではないか。

言っている事とやっていることが違う政治家は、国民のためにならない政治家ではないのか。

その時々で意見を変える政治家は、国民のために働いている政治家なのか。

 

「理想」と「現実」の狭間で、「理想」と「現実」の乖離をしっかりと認識し、「現実」を「理想」に近づける努力をし、姿勢を見せる、それが政治家の姿ではないのか。

 

「政治家」とは、何か。どんな人物が相応しいか。この人がいいのか、別の人がいいのか。それを判断するのは、「主権者」たる国民が、民主主義を守るために担わなければならない責務、なのではないだろうか。

 

そう考えると、「選挙」の必要性、重要性が見えてくると思うのだが。違うのかな?